ひろひろ

ソー:ラブ&サンダーのひろひろのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
5.0
ストームブレイカーが舵を取るように、このあたりがMCU全体としての、大きな分岐点なのかもしれない。

私は本作も非常に好き。
エンドゲームが終わってからというもの、あまりにMCUは複雑に、且つ、ファンの考察に振り回されている感が否めない。だが、所詮は漫画、コミックである。コミカルな演出と、その中にも垣間見える現実性、その共存を楽しむという意味では、今作もいつも通りのハイセンスなMCU作品だろう。

その上で…確かに作品全体のメッセージ性は、かなり単純で"分かりやすい"ものだったと思う。恋愛ものとしても、バトルものとしても。ラブアンドサンダーの名の通りね。笑

でも私は思う、愛を貫くって王道のことしかできないのだと。
真実の愛、不変の愛、家族の愛……様々な経緯と愛の形があろうとも、そのすべては側にいたい、共にしたい、笑顔が見たい、手を繋いでいたい等々、言葉にすれば気恥ずかしく、行動に移せば単純なことにしかならないのかもしれないと。

そういう意味で、ヒーロー映画ではどこまでいっても「愛」の話を描くことはできない。ヒーロー映画の面白さは「誠実さ」や「正義」の話をすることである。

MCUというスーパーヒーロー作品群の中で、今作は初めてヒーロー映画を作っていなかった。"マイティ・ソー"ではなく"ソー"だったのだ。
きっと今後のMCUでは、そんなヒーロー映画ですらない、多種多様な切り口の作品が生まれてくるのかもしれない。
ラブアンドサンダーはラブコメだった。そういう舵取りも必要だろう。


では、改めて最後に私の感想を。


ナタリーポートマン…大好き!!!
最高!!!もう、もう、好き。
なに?もうなに??多幸感しかない。
永遠に可愛らしい、永遠に美しい。
ソー1作目から、あなたはずっとヒーローだよ、、、
(ただのナタリー好き。)
ひろひろ

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