DAEGユキヒロTR

コーヒー&シガレッツのDAEGユキヒロTRのレビュー・感想・評価

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)
4.0
久しぶりに観た。
これさえ観ておけばおしゃれさんという感じだけど、そういうつもりもないし何が汲み取れたわけでもないけど、面白いものは面白い。
かっこいいものはかっこいい。
一発目のロベルト・ベニーニの濃さにすぐやられる。多分訛りで会話が成立していないということなんだと思うけど、テーブルの上を行き交う手のせわしなさから、お互いのしっくりこないぎこちなさが読み取れてとても面白い。
他の話も、どうしてその2人(又は3人)がそこで一緒にいるのかがよくわからないようなぎこちない関係性のものがあって、その感じがコーヒーの飲み方やタバコの吸い方に現れていて、うまいなあと感心。
そんなふうだから、コーヒーもタバコもちっとも美味しそうに見えない。
なかなか意地が悪いなと思わずニヤリとしてしまう。
セリフまわしも、天丼というか、同じ話をさせてあれっ?と思わせる。その順番もよく考えているんだなと思う。
ルネ・フレンチという謎の女優さんが異常に綺麗で、ただいるだけで異常にセクシー。
超セレブなハリウッド女優がたくさんいるけど、こんな人がそういう人たちを押しのけてトップ女優にならないことの意味がわからない。
ああとてもかなわないイイ女なんだというオーラが凄まじい。
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