DAEGユキヒロTR

ゾンビスクール!のDAEGユキヒロTRのネタバレレビュー・内容・結末

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

この主役の人誰だっけ?と思いながら観てたら途中でホビットに触れるセリフがあって、あぁホビットだ、と。
個人的にゾンビの怖さって、鈍くて簡単に逃げられそうな奴らなのにいつのまにか囲まれている、というところが大事だと思っているので、そういうタイプのゾンビじゃないのは自分の好みではなかった。動きが早いし、噛まなくても引っ掻くだけで感染することをゾンビ自体が知っているし、電話を壊したり配電盤を切ったり、知恵も働くゾンビなのかな。
ワクチンが見つかったり、劇的な変化があってなんとかなっちゃうという終わり方じゃなくて、ドーンオブザデッドと同じ終わり方だった。体育教師はドーンオブザデッドでのあの黒人の役だったのね。
逃げ場のない世界でどこに逃げるのか、物事が全く解決しないフラストレーションを感じさせたまま終わってしまうのが印象的。
教師の面々に変人を揃えた意味がわからなかった。
糖尿病の男の子の存在意味も分からなかった。
三角関係みたいにする意味も分からなかった。
小説家志望である必要性も分からなかった。
ワクチンが作れそうだ、なんて話してた意味も分からなかった。
そのワクチン男が、そっとヒロインの腰に手を回すシーンがあったけど、それもその後どうなるわけでもなく、意味が分からなかった。
いろんな思わせぶりな設定を、全て投げっぱなしにしているような気がするけど、そんなものなんだろう。それ以上を求めるのはお門違いなんだろう。
これに限らず排気ダクトを通って逃げるとか潜入する時って、ダクトの蓋はいつも簡単に外れるけど、実際はしっかりネジ止めされているものだろう。そのあたりからして、もっとゆるく観ないとダメだ。

全編を通して、冒頭の精肉シーンが唯一キツかった。
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