やまモン

バットマン ビギンズのやまモンのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
3.7
自宅にて観賞

(簡易レビュー)

①クリストファ・ノーラン監督の三部作の1作目にあたり、バットマンが如何にして誕生したか、について描いている。

②両親を殺害された少年が抱いたのは、悪に対する憎しみである。

③しかし、突き詰めるとそれは何か?
純粋な正義感?世直しのための義侠心?或いは、恨みからの復讐心か?

④何れにしても、バットマンが本来は望まれない存在であり、必要悪として誕生するというアプローチである。

⑤これは、我を正義、彼を悪と明確に位置付けてきた、従来のアメリカ型の世界観からは逸脱したものであり、価値観の多様性を基本原則としつつある、現代の一部の世界を象徴しているように思われた。