R

ジム・キャリーのエースにおまかせ/エース・ベンチュラ2のRのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

1995年のアメリカの作品。

監督は「ナッシング・トゥ・ルーズ」のスティーヴ・オーデカーク。

あらすじ

ペット探偵エース・ベンチュラ(ジム・キャリー「ソニック・ザ ・ムービー/ソニックVSナックルズ」)がロッキー山脈から秘境チベット、アフリカのジャングルを股にかけて破天荒な活躍を見せる!!

前作がかなり面白かったので、U-NEXTで配信終了間近のところ、見つけて鑑賞。

お話はあらすじの通り、前作は母国アメリカを舞台にした内容だったのに対して、今作ではアメリカを飛び出して世界各地で大騒動を繰り広げるというワールドワイドな内容となっている。

まず、冒頭から「らしさ」全開。どうやら動物探偵というよりかは動物レスキューみたいなことをやっているジム・キャリー演じるエースがチベットの雪山をなぜか登っており、そこで助けたアライグマを助けることに…!!で、なんとか無事見つけて雪山から雪山にロープを這わせて渡ることになるんだけど、勘のいい人ならここで気付くと思うんだけど、ここで「クリフハンガー」オマージュ!!もちろん人間同士じゃないので、助けようとするアライグマもアワワアワワしちゃう無理ゲーミッションなんだけど、お約束的にアライグマが落ちそうになっちゃって「手を離すな!」的に手と手を握り合うシーンになっちゃんだけど、やっぱり落ちちゃう!!ここはもちろんCGも使って動物虐待にならないように配慮はしてるんだろうけど、やっぱそれで死んじゃうアライグマは可哀想なもののジム・キャリーの「顔芸」も炸裂してて馬鹿馬鹿しさもあって良かった。

で、そんなアライグマの犠牲で傷心して、そのままチベット僧として瞑想状態になるエースなんだけど、そんな時に依頼が入り、今度は一路ジャングルへ。

どうやら部族同士の婚礼の儀に必要な「シカカ」と呼ばれる現地で伝説的な白い(アルビノ)オオコウモリを捕まえることに。で、またここでも色々と騒動を起こすエースなんだけど、現地の部族に混じってどんちゃん騒ぎをしたり、敵の罠にハマって滝から落ちてそのまんまワニと大格闘をしたりと「ジャングル」という立地を生かしたコメディ要素が全力投球のジム・キャリーの演技と共にいちいち面白い!!

特に個人的にはコウモリを探す中で、黒幕の存在を察知し、その取り引き現場を偵察するシーンがあるんだけど、実寸の動物のサイの着ぐるみロボットみたいのに乗り込んで偵察中、故障で中から出られなくなってジャングルの茹だるような暑さで拷問状態に陥る中、ケツからウニュ〜とまるで出産で生まれる子サイみたいに出てくるところは気持ち悪さとあまりの馬鹿馬鹿しさに思わず爆笑してしまった。

で、まぁ今回も少なからず「探偵もの」的に展開はしていくものの、今回はジャングル要素もあるのでコンセプト的にいうと前作の方が「探偵もの」としてのコンセプトははっきりしてたかなぁという印象。まぁ、ここは好みが分かれるところって感じかなぁ。

まぁ、ただ相変わらずのジム・キャリーの真骨頂的なコメディアンとしての動きや顔芸は全開で面白いシリーズなので、もっと観たい部分はあった。いつかまた新しいシリーズ出ないかな。
R

R