anzu

ベニスに死すのanzuのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
4.2
何故今まで観てこなかったのか不思議。
ここまでアンニュイな雰囲気を漂わせている青年を観たことがないと衝撃を受けた。

今作も予備知識なく、ジャケットのタージオはてっきり女性だと思っていた。笑
そんな中、青年がはじめて映し出された瞬間、彼が主軸に描かれる作品なんだと予期してしまう。それくらい目を引いた。

同性愛と言えども、プラトニックな片想いで、物語も最後まで裏切らないなー!と感極まる。私も主人公の男性と一緒に陶酔してしまいました…

またフィルムのザラつきと共に、映し出されるベニスの夏の海岸、夕暮れの街並み…音楽も合わせて、全てに溜息をついてしまう。

ヴィスコンティの作品は今まで観てこなかったので、攻めていきたいです。

あとビョルン・アンドレセン、最近鑑賞したミッドサマーにも出演していたとは驚きでした笑
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