グァルティエロ・ヤコペッティ監督のモンド映画『世界残酷物語』の続編
続編と言っても前作同様に世界各地の奇妙な風習や文化を単発的に紹介しまくる内容のため、本作だけでも問題無く観られる
未開文明の持つ独特な文化、文明人の歪んだ文化を見世物小屋精神で紹介していくという、今だったら色々問題になりそうな内容は健在
相変わらず普通にショッキングな内容も含まれるので鑑賞には注意
実は名義こそグァルティエロ・ヤコペッティながら実質は共同監督のフランコ・プロスペリの作品
前作の未使用映像も多く使われてることもあるけど、依然としてやらせ映像も多分に含んだスタイルのまま
むしろ映像的には意図的なカットが多い気さえする
相変わらず現代視点で言うと、差別的かつ偏見にまみれた内容を有る事無い事交えながら紹介していくという底辺YouTuberみたいな仕様の作品
しかも前作と内容に真新しさも少ないけど、これも相変わらず当時の価値観的には広く受け入れられている
60年代の大らかな気持ちで観れば普通に観られるのも確かなので、話半分に楽しんでほしい
観ましょう
