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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃のwombatmanのレビュー・感想・評価

4.0
ジョージ・ルーカスの写真を思い起こすと70年代からずっと同じファッションのような気がする。ネルシャツ、デニムにスニーカー。そんな当時50代後半のおじさんの演出するラブシーン、何度も見返せるものではない。
アナキンとパドメの悲恋はこのエピソードに不可欠なのだが、「この先アレを描くためにこれをやらなくてはいけない」というプリクエルから始まったSW独特の制約ごとというのは映画として観たときにどうしても興を削がれてしまう。
オビ=ワンとジャンゴの一連のバトルシーン、空を飛ぶR2D2、アナキンの二刀流、フルCGのヨーダによる竜巻のようなライトセーバーなど印象深いシーンは枚挙にいとまがない。特にラスト、クローン兵団が投入されてからのジオノーシスの戦いの熾烈さは全編ハイライトと言える。本当に唐突かつ広範に始まる「戦争」。情報を処理できないまま戦況が変わっていくというリアルさによって、この日からクローン戦争が始まった事実を突きつけた。
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