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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃のutakoのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

(再観賞)

ep.1『ファントム・メナス』より約10年後。旧態勢による腐敗が進む銀河共和国を見限り、数千の星系が離脱を表明し元ジェダイの《ドゥークー伯爵》を中心に分離主義勢力を形成。共和国との間に緊張状態が生じていた。。

共和国の軍隊保有の是非を問う元老院議会投票のため惑星コルサントを訪れたパドメ元老院議員が何者かに狙われ爆破テロに遭ったことから怒涛の展開。
亡きジェダイ・マスターが極秘裏に生産依頼していたクローン・トルーパーの大軍隊が登場したり、賞金稼ぎのジャンゴがその遺伝子ホストだったり、分離主義勢力側もドロイドを大量生産しておりジェダイ軍団とのド派手な戦闘に発展…と、濃度の濃いストーリーでかぶりつきで観てしまいました。
ピンチに颯爽と現れ、ライトセイバー戦では宙を舞う軽やかな身のこなし…ヨーダ大活躍の一本だったの思い出しました笑

大人になったアナキンは、母やパドメを想う優しさを持ちながら、いつまでも子供扱いする師オビワンに逆らったり不満を吐いたり自分の力を過信するあやうさや葛藤が思春期の青年らしく人間味溢れるキャラに描かれていてハラハラ。

「誰かを愛することは執着心を生む」

ジェダイの掟で禁じられていることを知りながら、修行で会うことのなかったこの10年…パドメへの想いを募らせてきたというアナキン。母との別れパドメとの出会いから、ダークサイドへ堕ちる彼の未来はもう決まっていたのかもしれない。
再会から"議員とその護衛"という立場で行動を共にするうち、パドメもアナキンの逞しさや優しさ悲しみを共有し惹かれていく。クローン戦争へ向かう殺伐とした情勢は吊り橋効果にもなっていたのかも。二人の恋はロマンチックかつドラマチックに描かれていて美しかったですね。先の展開がわかっているゆえにラストの二人だけの婚姻シーンは切なくも見えました。

時系列で言うと、アニメ『クローンウォーズ』を挟んでから、ワクワクep.3『シスの復讐』へ。
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