このレビューはネタバレを含みます
太平洋岸の孤島を訪れたカップルのマーゴとタイラー。そこで2人は、予約が取れないことで知られる高級レストラン・ホーソンに訪れる。出てきた料理に感動するタイラーとは対照的に、マーゴは違和感を抱き始める。(あらすじ引用)
孤島にあるレストランへ招待される富裕層たち。島に着くと船は去り、完全孤立した不穏さ漂う設定に冒頭から引き込まれるし、一品ずつ意味深な名前の料理が提供されゆく中、徐々に戦慄走る展開へ。
痛烈に盛り込まれたメッセージと問題提起、ハッと考えさせる斬新な社会派サスペンスでした。
環境問題や格差が顕著となった現代。各業態で問題視されるようになった『支配階級』へのアンチテーゼ。高級食材だけに拘り店を好き勝手格付けし、富裕層や特権階級だけが我が物顔で支配することへの警告。こちらはグルメ業界への皮肉や批判が過激に描かれています。
現在問題視されるテーマが他にも覗けるので、比喩や深掘り好きな人にはハマる作品かもですね。
昨今叫ばれる食糧難しかり。食べられることを当前と思わず、あらゆる食材・調理して下さる方々に感謝し、有り難く食さねばです。
ハンバーガーに限らず(^^)