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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのutakoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞7冠、作品賞受賞とのことで期待値高めで観たしまったため、内容は思ってたよりも普通に感じてしまいました…くっ!けれど、誰もが持つ・共感できる(家族、親子、生活、人種問題という)普遍的題材を、ヒューマンドラマ、コメディ、アクション、ほんのりホラー、ファンタジー盛り盛りに、とんでもない創造性と熱量で料理してある稀有な作品であることは間違いないですね。息つく間もない激しい空想展開に圧倒されました。

アジア人初、主演女優賞を受賞されたのも納得な、(スピーチ素晴らしかった!)ビジュアル+キャラ変の楽しい激しい変化ぷりはミシェル・ヨーの魅力が炸裂しまくってましたが、個人的には、キー・ホイ・クァンの柔和だけど時々クールな演じ分けにまんまとやられちゃいました。

マルチバースというと、現行MCUの専売特許と思ってましたが、テーマは普遍でもこうしたファンタジー色強い味付けでエンタメに落とし込む作品、これから更に増えそうですね。
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