吉田ジャスティスカツヲ

少林サッカーの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

少林サッカー(2001年製作の映画)
4.7
CGにリアルさを求める作品が多い最近の傾向。
しかし、とことん虚構を追求してロマンと笑いを生み出した喜劇王:チャウシンチーの面目躍如たる笑撃作でしたよ⚽️

この【コンプラなぞ関係無ぇバカ作品】を超える映画はなかなか表れず、今見ても新鮮でしょう🤔


加えて万人に愛される作品となったのは何故か?

香港娯楽映画の衰退が叫ばれていた当時、その伝統を香港映画の代名詞とも言える少林寺での復活を試みた監督の香港愛。
そして落ちこぼれにスポットをあてて彼らにありのままで生きることを説いた、深い人間愛があるから。

思えばクセ強めのバラエティーに富むキャラクターで【多様性上等‼️なんでも来いや‼️】を教えてくれたのも香港映画だったのかもしれません。


いつの時代も娯楽映画は庶民の味方。
世界中の人びとの心が弱っている時の、何よりの特効薬💊だと思いました。