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フルメタル・ジャケットのnanaaronのネタバレレビュー・内容・結末

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

少女狙撃兵こわすぎね。トラウマなるわ…

天才教官によるお笑い調教(前半)と、阿鼻叫喚の戦闘シーン(後半)

後半は訓練が生ぬるく感じるほどの臨場感…あまりの雰囲気の変化に、あの前半何だったんだよって思う。

でも同時に、ハートマンの指導が完璧に必要だったと分かります。

というのも、本当に彼が教えたかったのは、ピュアで極限まで高まった攻撃本能+仲間がやられた時に、絶対に復讐してやるわっていうシンプルなマインド。

人間性が麻痺した戦場で必須な、この2つの幼児性をもった海兵隊を製造するのがハートマンの任務です。

ある意味、デブの場合、教育に成功しすぎたのかもしれない…

デブは沸騰する攻撃性ゆえに教官を殺して、仲間を殺した自分に復讐するのだ。

もっと言えば、アメリカも同じ。滑稽な攻撃性を原動力として、復讐を口実として、自国民やら他国民を戦争で殺し続けてる。

そして今も、バカな幼児たちのミッキーマウス行進は終わらない。

誰だバカは?アメリカにとっての鬼教官は誰なのでしょう?
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