Tラモーン

見知らぬ乗客のTラモーンのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
3.6
久しぶりのヒッチコック。

勝手に交換殺人も持ちかけてきた粘着系サイコパスに追い回されるサスペンスもの。

ブルーノのイカれ感がよかったな。勝手に家族に取り入ったり、パーティに忍び込んできたり。
1人だけボールを目で追わないテニスの客席のシーンはヤバかった。
なんだか常に微笑んでいるのがまたヨシ!

ベッドから出てきたとこは普通に怖かった笑。

「サイコ」とか「ロープ」と比べると若干サスペンス度が落ちるというか、ややツッコミどころがあるような気がしたのがちと残念。

最後のメリーゴーランドのシーンはそもそも警察がポンコツ過ぎるだろ笑。


それでもやっぱりカメラワークとか画が独特で。

「サイコ」のバスルームでのシーンが有名だけど、本作のメガネに写る殺人の瞬間もなかなか面白い見せ方だな〜。

ガイの後ろ姿をやや斜めに見せてくるシーンがお洒落だった。


序盤でヒッチコック本人が写るのわかりやすかった笑。
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