とある飛行機事故で、109名の搭乗者の内、奇跡的に生き残った5人の乗客。
彼らを担当することになったセラピストのクレアだったが、5人の証言は食い違っていた。
彼らを尾行し監視する者たち、事故の真相に近付くたび次々に失踪する生存者。
そして、驚愕の真相へと迫っていく・・。
アン・ハサウェイ主演のサスペンス・スリラー。
飛行機事故から生還者をセラピーすることで、真相に触れていくっていう映画。
広告コピーによると、「スリルと謎が交錯する心理サスペンス」。
確かにサスペンスフル。
進めば進むほど謎だらけになっていき、主人公同様訳が分からなくなる。
でもオチが・・・
そうかな?そうかな?ってラストに向けて思うのを必死に、「んなわけねーよ」って考えてたけど、やっぱそうだったのかーーーーって衝撃。
ラストの手前~ラストにかけて、ぶわああああと視界がひらけてくる感じで不意打ちで涙が。
余韻で色々と考えさせられます。
心理サスペンスを期待してたからその点はがっかりしてしまったけど、でも最後は泣けたし結構面白かった。
ずっと曇り空で雨に濡れた地面だったのが、ラストで晴れ渡っている演出も良かったです。
しかし、やや淡々としていて、もう少し中盤にハラハラ・ドキドキの演出があってもよかったと思いました。
というか起承転結の起承が単調で非常に長く感じた。
でもアン・ハサウェイが綺麗で可愛い。
あんな美しいセラピストが自宅にひとりで訪れてきて、個別カウンセリングなんてしてくれた暁には誰でも惚れちゃうよなぁ。
案の定あからさまに口説いていて、その潔さが面白かったです。
あの大きな目で見つめられたら、たまらんです。
後でよく考えると納得できない点は多々ありますが、久々に最後までどーなるのだろうとドキドキしながら観ることができました。
決して新鮮ではないネタなので評価は低そうですが、見て損は無いと思います。
でも近々飛行機に乗る予定の人にはオススメしません。
余談ですが、1985年8月12日に、520人の命が奪われた、日本航空・東京-大阪123便墜落事故がありました。
機体が墜ちていく中で家族に遺書を書いた男性もいましたが、ほとんどの人たちはパニック状態だったに違いません。
ストーリーそのものよりも、実際そのような突然の事故で命を奪われてしまった人たちの事を考えさせられた感じです。