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袋小路のbowcatのレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
4.0
ポランスキー監督の初期作品
モノクロで迫る人間不条理劇
ジャケに惹かれて観る♪

引き潮の海を走ってきた車
中には背中を撃たれたアルビーと
腕を負傷したリチャードが…
ふたりは強盗でヘマをしでかして
追われている模様
なんとか辿り着いた古城には
女装趣味の男ジョージとその若き妻テレサが
潮が満ちてくると、ここは陸の孤島になってしまう
やたらとダミ声のリチャードは強面
夫のペコペコ姿に、妻はイライラが募り
リチャードに心を開いていく

夜が明けると知人家族が突然やって来た
新たなメンツが増えると変わる人間関係
そんな心理の裏側が面白い

人生の行き場を無くしているのは
ギャングか?夫か?妻か?
ラストはなんと切ない…

ご主人役は『大脱走』で目が見えない人
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