運命の恋を信じるナイーヴな青年が、
対照的な恋愛観の女性と辿る甘くてホロ苦い500日の愛の軌跡を綴った異色のロマンティック・コメディ。
真実の愛など信じないちょっと風変わりな女の子と恋に落ちた主人公に訪れる様々な感情の変遷を、
その心象風景を趣向を凝らした映像で表現しつつ、
男目線からリアルに描き出していく。
500日の夏の恋を描いた作品かと思ったら、
サマーは夏のことではなく、
ヒロインの女性の名前だった。
500日の1日目から順番に描かれるのではなく、
1日目→8日目→154日目→11日目と500日の時間を行ったり来たり。
恋愛のアップダウンが効果的に描かれてます。
運命を信じる男と、
2人の関係を友達だと言い続ける女、
男と女のキャラが逆さま。
恋愛の残酷さを思い知らされてるラストではあったけど、
そのまま終わらずに、
トムに素敵な結末が用意されてるところが良かった。
