見終わってゲッソリです…笑
ドゥニ・ヴィルヌーヴの出世作が配信されてるやったーって嬉々として見始めたけどそういうんじゃなかった…
内容に踏み込んだレビューが少ないのも納得な途方もない作品でした。
人間ってどこまででも辛い人生が歩めるんやな。
どんなに苦しんでても見てくれてる人っていないのかなとちょっと思ってしまった。
これ全年齢対象だからこれぐらいで済んでるけど、いくらでも酷くできそうだ…
最初は個人にフォーカスして見ていたが、最後は世界の不条理に愛は勝てるのか、というとてつもない話に。この普遍のテーマにこの物語全体でもって挑んでる。
この主人公の抱いた愛、というものがどれほど複雑なものなのか。この映画に詰まってます。
ストーリー的には遺書の指示に従って母の秘密を明らかにしていく、という娯楽要素のあるものなのですが、そういうのを面白いと言う気にはなれなかったですね… むしろそこが不快になるぐらい。
これは批評家からも指摘があったみたい。
しかし、どうやって撮ったんだろうっていうダイナミックなシーンの連続でした。カナダ映画だからそんな予算ないと思うんだけども。
この映画見ると出産がトラウマになりそう…