すぽんてぃにあす

エイミーのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

エイミー(1997年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

オーストラリアの女性監督ナディア・タスによる作品。
公開される10年以上前から脚本は出来上がっていたものの、予算の都合とエイミー役がなかなか見つからなかったことが語られている。
満を持して、シドニーのオーディションで出会ったアラーナ・ディ・ローマの歌声は必見。

耳が聴こえなくなった少女エイミーと、悲しみを引きずりながらも母親として奔走するタニア。
新しい土地での奇抜な人々との出会い、一見は戸惑いながらも何かが変わろうとしていく感動の物語。

予備知識でミュージカル映画だということを把握して観た経緯があるのですが、予想していた内容とはかけ離れていたのを記憶しています。
しかし改めて感想を述べるならば、ミュージカル映画で間違いないのです。
物語が濃厚で、観ていれば展開の先を知りたい願望に満たされてしまいます。
そして物語の中で歌は「コミュニケーション」であり、同時に画面を通して歌声で満たしてくれていることに気付かされるのです。

アラーナ・ディ・ローマが出演した映画は本作のみとされますが、アマチュア歌手として活動したらしく、その研ぎ澄まされた歌声をYouTubeで聴くことができます。
その後の情報がないのは残念なのですが🙈