Tom2022

さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-のTom2022のレビュー・感想・評価

4.5
40年も前のSFアニメーション映画の続編です。もう、そんなに経つのですね🤔。松本零士作品の代表作の一つです。

前作で地球に帰還し、その後、機械人間と戦う日々を送っていた星野鉄郎は、メーテルからのメッセージを受け取り、行先のわからない999号に乗り込みます。そして、メーテルと再会を果たし、999号での旅をしながら、謎の終着駅に向かいます。

レトロなSL列車に乗って宇宙を旅する物語です。列車で旅をするのってよく考えてみると、車で旅をするロードムービーと同じですね。行く先々でいろんな人と出会ったり、事件が起きるところなんて全く同じですね。

鉄郎を送り出す地球の仲間たちのセリフが良かったです。「若いっていうのは、いいもんだ。どんな小さな希望でも、自分の全てをかけることができるからな」。そうだよなあと納得しちゃいました😄。たとえ大きな困難があっても、小さな希望に向かって行く力って、ずいぶん前に忘れているなあって思いました。。。

今作は、鉄郎とその父親の物語でもあります。すでに、息子を持つ父親になった身としては、感慨深いものがあります。この映画を見た当時は、鉄郎に感情移入していましたが、今は、父親にも感情移入しちゃいます😄。

個人的には、前作に続いて、キャプテン・ハーロックやクイーン・エメラルダスが登場するのは嬉しいですね。

そうそう、ミャウダーの持っていた音楽を奏でるロケットと、黒騎士の持っていたロケットは、色や大きさが似ているけど全く違います。よーく見ないと混同しちゃうので注意が必要だなと思いました。

さて、今作も壮大な世界を描いた人間と機械人間との戦いです。これって、古い映画ですが、今後起こり得る哲学的な内容を含んでいて興味深いなと思いました。
Tom2022

Tom2022