いつも通りのジュネ作品だけど
いつもにも増してジュネ。
濃いなあ(笑)
色味とライティングと小物やキャラ、全てにおいて彼個人の趣味、美意識の塊。
ティムバートン監督もそういう傾向があるが、ジュネ作品は更にもっと煮詰めたような徹底さがある。
アメリやミックマックはこれより後の作品なので、可愛かったり明るかったりして見やすいけど、
これは少し重くて暗いのでちょっと見るのに気合いが要る。
でもジュネ度の純度はとても高い(笑)
不思議なキャラや場面がいっぱい。
怖いカラフルな絵本を読んでる気分になった。
ただ純粋に楽しめるかというと、まだアメリやミックマックのようには楽しめなかった。
そこはまだ蒼いというか。
ちょっと話がわかりにくい。
ロンパールマンが可愛い。
ミエット役の女の子がめっちゃ可愛い。
ジュディットビッテという女優。
もう20年以上経つので、大人だろうが、引退してるのかもしれない。
双子のおばさん怖いわ。
料理してる場面は良かった。
あと、ネズミとチーズを使って鍵を開けるとか面白い。
セーターの糸とか。
これで話がわかりやすく面白ければなあ、惜しい。