さりさり

オルカのさりさりのレビュー・感想・評価

オルカ(1977年製作の映画)
3.3
主役はシャチ。
妻と子を人間に惨殺された父さんシャチの復讐劇です。

冒頭からシャチが可哀想。
あれは人間が酷すぎる。
シャチの怒りをかうのは当然です。
怒りに燃えるシャチの目が忘れられない。

でもかなり古い映画のせいか、テンポがちょっと悪かったかな。
あまりドキドキハラハラしなかったし、人間側の主役の男女にもさほど魅力を感じなくて、途中何度も寝落ちしました。

制作年数からいって、もしかしたら『ジョーズ』を意識した内容なのかな?と思いながら観てましたが『ジョーズ』とはまた違うメッセージ性があったと思います。
大暴れするシャチの様子を見て「これは、自然を破壊し、動物たちを死に追いやってしまった人間たちへの警告なのかもしれない…」と感じました。

シャチの目はクジラの目と似てるなぁ…と思って調べたら、シャチはクジラの仲間 (クジラ目) に属しているんですね。
なるほど、なるほど。
怒ると怖い眼差しでした。
でも哀しそうだったな。
本当に奥さんと子供を愛してたんだろうな。
シャチは生涯一夫一妻制だそうです。
死ぬまで添い遂げるんですね。
愛情が深い動物なんでしょう。
私たちも見習わなければならないことかもしれません。
さりさり

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