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アンナのalmosteverydayのレビュー・感想・評価

アンナ(1966年製作の映画)
3.5
一目惚れの恋を追う男の脳内で万華鏡のごとく姿を変えてゆくアンナ・カリーナ劇場、ひたすら眼福でありました。叔母たちのぶっ飛んだ出で立ち(ほぼ裸に銀テとビニールの宇宙服もどきとか)やパッと見脈絡のないモブたちが織りなす計算され尽くした不穏さと色彩、台詞とメロディをシームレスに繋ぐ洒脱な音楽、どこを切り取っても画になりそうな気合いと威信を感じます。これを60年代に国営放送で制作するフランスの底力よ…。金曜の夜、ヘトヘトに疲れて酔いが回った辺りでこれを観ながら寝落ちできたら最高の夢がみられそう。
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