almosteverydayさんの映画レビュー・感想・評価

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劇場で見た映画の記録です。主に宮城と福島。
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映画(181)
ドラマ(0)

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

ここ仙台では8月10日が公開初日。何という上映回数の多さ、そしてこの混雑っぷり。金曜夜とはいえ、レイトショーがほぼ満席です。すごい。チネでこんなの久しぶり。いつ以来だろ?多分あれだ、この世界の片隅に以>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.5

言わずと知れたスパイ映画シリーズにして終始トム・クルーズがひたすらすごくてヤバくてかっこいい、端から端までトム無双映画であるという事実は重々承知してるんですが、すまんトム。わたしは終始、トムそっちのけ>>続きを読む

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.5

もうね、あれだ、オープニングからしていきなり完璧。あまりに近く寄りすぎて輪郭を失った淡いピンクのバラの花びら、みずみずしいきみどりの茎と葉、クレジットタイトルの文字列を自在に飛び交い気ままにさえずる小>>続きを読む

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬(2018年製作の映画)

4.0

写真家・鋤田正義さんのドキュメンタリー。わたしにとってはマーク・ボランでもボウイでもなく「小説ワンダフルライフのあの表紙を撮ったひと」という意味で人格形成に少なからず影響を及ぼしているわけで、長らく公>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.0

光の中で静かに微笑む天使のようなメインビジュアルに目を奪われ、一切の予備知識を得ぬまま鑑賞しました。これは、とてもよいSF(すこし ふしぎ)…!

あちこち端折ってざっくりあらすじをまとめるとすれば、
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

20センチュリー・ウーマンで主人公のお姉さん的ポジションにあたるクールビューティを好演したグレタ・ガーウィグ初監督作とあって、ずいぶん前から公開を心待ちにしてました。すごくよかった…。

ストーリーは
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.5

ストーリー展開云々以前にまず素晴らしいのが、圧倒的な画と音のさわやかさ。ブラジル・サンパウロの夏の柔らかな陽射しはあらゆる世界をまぶしく照らし、鳥のさえずりや水音、木々のざわめきに満ちた日常は盲目の主>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

(500)日のサマー、近年ではギフテッドと印象に残る作品を世に送り出しているマーク・ウェブ監督最新作。長らく楽しみにしておりました。

あちこちもろもろ親切というか、序盤から至るところにヒントが散りば
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

それにしても、何という映像の美しさ。鮮烈な北イタリアの夏の陽射し、1983年という時代背景を的確に捉えた粗めの画質、黄色と金色のちょうど中間くらいに見える印象的なフォント色。冒頭5分で既にため息の連続>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.0

オリジナルの製作は1970年、実に半世紀近くのインターバルを挟んでのデジタルリマスター。早春の名に違わぬ残雪や曇天が重たく陰鬱に映し出される一方で、透き通るように白い肌や青い目や黄色いコートは目に痛い>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

元をたどれば「パンドラの匣(09)」、変化球なら「庭にお願い(11)」で冨永昌敬×菊地成孔のタッグにすっかり魅せられてしまった身として、前々から楽しみで仕方なかった作品。冒頭から不穏なピアノが昭和の湿>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.5

シェイプ・オブ・ウォーターでサリー・ホーキンスの眼力にすっかり参ってしまい、タイミングよくほぼ同時期公開となったこれまた主演作を観に長町まで馳せ参じました。こちらは2016年作。

サリーに関してはど
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二十六夜待ち(2017年製作の映画)

3.5

脚本・監督は「海辺の生と死」の越川道夫、シーン毎のたっぷりとした間はここでも現在。陽光あふれる奄美ではなく、涼しい風が吹き抜ける小名浜でもない、やや内陸寄りに位置するいわきのど真ん中・平(たいら)。ぎ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

60年代アメリカを舞台に、柔らかく沈んだ色味と優美な音楽が全編を彩る大人のファンタジー。バスタブのさざ波、卵を茹でる熱湯、車窓を伝う雨粒。タイトルが示唆する通り、自在にかたちを変える水は種別を超えたコ>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

昨秋、同監督のメガホンによるイギー・ポップのドキュメント映画「ギミー・デンジャー」とほぼ時を同じくして上映されており、タイミングが合わず見逃してしまってました。今回はキネマ旬報ベスト・テン第1位+α特>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

いやー、よかった。とてもよかった。ざっくり言えば実在した人物の栄光と挫折と再生を描いたお話ということになるのだけど、105分間一秒たりとも無駄なシーンを存在させないストーリー展開がお見事でした。

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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

エル・ファニング目当てかつ病み上がりにつき注意力散漫で細かい伏線を見落としてたのかもしれませんが、それらを踏まえてもストーリー運びがあちこち分かりづらかったように思います。エルさま目当てで買ったパンフ>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.5

3時間弱の長丁場、ひたすら濃密でありながら同時にポップでもありました。ほとばしる情熱と色彩、これが御年80歳の作品なのか…。描かれる世界と時代背景こそ違えど、若き日の自分を省みる視線にはホドロフスキー>>続きを読む

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.5

オープニング、揺れるブランコに見え隠れする字幕という演出からして絶妙でした。これからお送りするのは既にブランコ遊びを卒業した子どもたちの、大人と呼ぶにはまだ早い瞬間を切り取った映画ですよ。という宣言が>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.5

なんて言ったらいいんだろう。とりあえず、何もかもが圧倒的に過剰で濃密で明快でした。凄かった。なんかもういろいろと凄かった。

何が凄いってまず、これって別の作品の続編なんですね。それを前作のあらすじと
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ルージュの手紙(2017年製作の映画)

3.5

長年連絡を断っていた血の繋がらない母娘もの、テンポよく含蓄のあるやりとりがじんわり沁みる大人の映画でした。

安定した職に就き、医学生の息子を女手ひとつで育て、エレベーターが壊れたままの集合住宅で堅実
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

20センチュリー・ウーマンでの小悪魔ぶりが最高にハマっていたエル・ファニング主演、77年のパンクシーン@ ロンドンが舞台と聞いて、早く見たくてうずうずしておりました。日本での公開は12/1、年こそ跨い>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

別の映画で見た予告編、つまりフーとプライマルスクリームに惹かれて鑑賞。

前作の予習どころか公式サイトすら見ず一切の予備知識を断ったままこの日を迎えたにもかかわらず、全編手に汗握ってゲラゲラ笑ってちょ
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.5

予告編で見た、洪水のようなめくるめく色彩に気圧されてホドロフスキー初鑑賞。故郷トコピージャから首都サンティアゴへ移り住んだ一家から出奔したホドロフスキーが、友情と恋愛といくつかの別れを経てパリへと旅立>>続きを読む

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

3.0

遡ること8年前、甥が読んでた単行本を軽い気持ちでめくってみたのが運の尽き。表情豊かで躍動感あふれる絵柄、箸休め的に挿入されるギャグのちょうどよさ、ダークファンタジーと称される壮大かつ緻密なストーリー。>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.5

「(500)日のサマー」の監督がスパイダーマンシリーズの製作を経て帰ってくる、ということでずいぶん前から楽しみにしてました。よかった。すごくよかった。今のところ2017年暫定ベストであります。

亡き
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.0

自然がどーん、動物どどーん、派手とか何かいうよりもはや当たり前のようにそこにありすぎて次第に感覚が麻痺してくる大量の銃撃、素直に笑っていいのかどうか一瞬身構えた結果やっぱり笑ってしまうブラックジョーク>>続きを読む

MOTHER FUCKER(2017年製作の映画)

3.5

タイトルは英語圏の侮蔑用語ではなく、FUCKER名義でソロ活動を行うバンドマンにしてレーベル代表を務める夫と、音楽的同志であり共に息子を育てる母=MOTHERでもある妻、つまりひとつの家族を表したもの>>続きを読む

ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

3.5

劇中幾度となくループされるI Wanna Be Your Dogのリフが、ヴェルヴェッツの登場に合わせてI'm Waiting For The Manへと繋がっていくシーンにぐっと来ました。殿堂入り時>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.0

陽気なモテ男がかつて一夜を共にした相手の産んだ娘を押しつけられ、言葉もろくに通じない異国で突如シングルファーザーになるお話。アバンタイトルのアニメーションと音楽がいきなり粋で格好いいので、一気に物語に>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

「いきなりジョンスペ」「カーチェイス版ラ・ラ・ランド」との触れ込みに惹かれ足を運んだのですが、とりあえずまあ冒頭からどえらいテンションでした。

真っ赤なスバルのWRX、サングラスが似合わないことこの
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海辺の生と死(2017年製作の映画)

4.0

「死の棘」ならびに「『死の棘』日記」、息子夫婦とその娘による3人展「まほちゃんち」、近年では新潮にて長期連載された梯久美子によるノンフィクション「死の棘の妻」が刊行されるなど何かとご縁を感じてやまない>>続きを読む

あの日、侍がいたグラウンド ~2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™~(2017年製作の映画)

3.5

スポーツ専門チャンネルとしてNPB公式戦を日々中継するJ SPORTSの開局20周年記念映画、というわけでドキュメンタリー色は薄く、ハイライトとオフショットを淡々とバランスよく繋ぎ合わせた感がありまし>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

「人生はビギナーズ」で老いた父親と息子を描いたマイク・ミルズが今度は母親と思春期の息子を、という触れ込みだけで既に前のめりになってました。この、まだまだおぼこい15歳がいずれ歳を重ねてあのときのユアン>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.0

トクマルシューゴにNRQ、vapour trail、Alfred Beach Sandalときてエンディングテーマが相対性理論。いわゆるO-nest周辺バンドがこれでもかと名を連ねており、映画そのもの>>続きを読む

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.5

美しい映像が脈絡なく切り替わってくコラージュ感は年末に見た「聖杯たちの騎士」とおんなじ。宇宙やマグマや深海の息をのむ映像が7〜8秒おきにどんどん切り替わっていくので少なくとも眠たくはない、というか片時>>続きを読む

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