カミワザ

ラスト・ブラッドのカミワザのレビュー・感想・評価

ラスト・ブラッド(2008年製作の映画)
3.0
原作未見ですが、日本のアニメ『BLOOD』を実写映画化したモンスターアクション物。
製作は香港・フランスで、韓国女優チョン・ジヒョンが主演を務めています。

500年以上続くオニと人類の争いの中、人間とオニとのハーフであるサヤ(チョン・ジヒョン)が、オニの起源、である最強の敵”オニゲン”を葬ることを使命といった、『鬼滅の刃』っぽい設定に惹かれる。
なお原題は『BLOOD THE LAST VAMPIRE』 で ヴァンパイア=オニ とされています。

セーラー服でおさげ頭のチョン・ジヒョンが躍動するアクションは、ワイヤーとカメラの早回しで、スピード感ある殺陣が楽しめたが、ポン付けのような合成CGにちょっとがっかっり。
なお、僅かながらに剣技を披露してくれた倉田保昭さんのレジェンド感は圧巻で、アクションの見所はむしろ倉田保昭さんかもしれない・・・

で、本作の大ボスとして登場する小雪は、堕姫(だき)感が強く、ますます『鬼滅』っぽいが、小雪のその動きに力が入っていない。
そもそもアクションで躍動する小雪は想像皆無で、戦闘中もモナリザのような角度でほほ笑むあの画でちゃんと小雪って解らせる、こだわり!?にちょっと笑えました。
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