自主制作のウルトラマン二次創作。
SEや楽曲を無断使用しているので権利や法的にはグレーで、
本来的には「身内で楽しむだけ」だったはずだが、
“あの”庵野監督が作った映画として一部で伝説的になっていた。
円谷が公式に権利を認めたため、公式作品として配信が可能となった。
さすがに映像的には色々とチープ。
とはいえ、「特撮ファンならこれはアレを意味している」ということを読解できる内容にしているからストレスはないし、
ミニチュアやキグルミのレベルはかなり高く、下手をすれば本家シリーズのビミョーな出来のキグルミより良いんじゃないか?と思わせてくれる。
(敵を作るだけなので具体的にどれのことかは言わないが)
ストーリー的にも最小限の描写でキャラクターたちの苦悩を表現しており、短い中で全部走り切っている。
終盤の「ありえない」表現も含めて、「なんかアレに見える」になっていて素敵。