ネイルガンを使った3件の殺人事件が起きる。死体には何本もの釘が打たれていて、かなり痛々しい。
1件目の事件現場に残されていた指紋から重要参考人になった人物が2件目の被害者になり、2件目の重要参考人が3件目の被害者になる。
3件目の事件現場に残されていた指紋は、雪平の元夫である佐藤だった。
現場の指紋が次のターゲットになる展開は面白かった。
事件の犯人が分かり、その裏に黒幕がいて、さらにそのうらに黒幕が…。
結局、機密文書が入ったUSBの奪い合いだった。
あんまり裏の裏の裏のってやり過ぎると、衝撃が薄くなる。もう片っ端から登場人物を悪者にしちゃってるから、警察内部は真っ黒くろすけ。
雪平はほんとにつくづく、因果な女だと言った山路。佐藤と一条、2人の男を思うと雪平は悲しい運命で、可哀想だ。
エンディングで船体の下に隠していたUSBを雪平が取り出すシーンについて、なんでここにあるんだ?と疑問に思い調べると、いろんな解釈があった。
監督は、このシーンが一番の見所だと言ったらしいが、ちゃんと説明しておくれ…。