Lume

グラン・トリノのLumeのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.7
「15時17分、パリ行き」と一緒にレンタルして、それ見てからのこれ。

神の言葉がまんま刺さった。
「人は、死を持って永遠の命となる。」

15:17…で、主人公が祈るシーンから
繋がってる気がして。
いや、正確にはこっちの方が先に出来たかのか。


頑固じいちゃん
最後まで友を守った。

人生かけて大切にしてきた宝物を
誰かに譲るとしたら
どんな人にあげたいか。

この先の将来に迷っている少年タオ。
自分の最期をどう迎えるべきか悩むウォルト。
お国も、世代も違う二人がちょっとずつ分かり合っていく。

最後の決断を下したのは、タオと自分の間を取り持ってくれたスーが、心も体も傷ついたのを見たからじゃないかと思ったり。


涙腺崩壊とは、こゆことねってなった
ラストシーン。


音楽がほとんどないのもイーストウッドお爺ちゃんの得意とするところ。
ちゃっかり自分の息子さん出しちゃう辺りは気が抜けない。


善は何か
悪とは何か
イーストウッドの映画はそこは観た人に委ねられる。

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パーフェクトワールドを観た時から気になってた作品。
なんか、クリント・イーストウッドお爺ちゃんの真髄を見た感じ。
Lume

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