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チャップリンの霊泉のTSのレビュー・感想・評価

チャップリンの霊泉(1917年製作の映画)
2.8
当時上流階級で流行していたスパにおいて、酔っ払いのチャップリンが乱入し、ひと騒動起こしてしまうという短編です。当時、アルコール依存症が社会問題となっていたらしく、そのあたりの警告映画として映された模様。

チャップリンは毎度映画にギャグ要素を出しながらもしっかりと社会派要素も組み入れているので大したものです。今作も他作と同じく、かなりこだわった模様。当初、チャップリンはエリックの召使役だったようですが、途中で急遽変更して酔っ払いの客にしたようです。あらゆるカットを削除して完成させた今作は、飲酒防止を促すという中々意義のある作品だったのかもしれませんね。最後のオチも、いかにもチャップリンらしいものでありました。
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