このレビューはネタバレを含みます
悪魔祓いが題材の映画はいろいろありますが、やっぱりこの作品のインパクトは最強。今観ても十分に怖いです。
緑の吐瀉物、ブリッジ歩行、首回転など、今や古典になった演出がたくさんあるし、その後の映画に多大な影響を与えた原点的作品だなぁと改めて思いました。そういや、あの緑の吐瀉物は空豆のスープだそうです。昔知りました。
悪魔祓いのために最初に紹介されたカラス神父。彼は精神科医でもあるので最初は「カトリックでも現代に悪魔はいない」と言い放つのですが、そのワンクッションを挟んだことで、悪魔祓いに対する胡散臭さを緩和するというか、リアリティを持たせたように思えます。
「私のマンコから指をどけな」
「これは俺の雌豚だ」
「ファックミー」
12歳の少女に凄い形相で、淫らな言葉を言わせる悪魔は恐ろしくてヤバいです。というか、それを言わせる監督や制作チーム自体が悪魔なのかもと思ったりして。
そういえば、監督のウィリアム・フリードキンが先日亡くなったそうです。ネットニュースで目にしたと思うんですが、そのことを忘れてちょうどこの作品を観てました。