michiko

時をかける少女のmichikoのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.0
高校生の男2人に女1人の仲良し3人組というのは、大体が三角関係になってしまう。本作もそれを感じさせる要素は随所にある。主人公と友達という一線を決して超えないこうすけの気持ちは描かれてはいないが、こうなんだろうな、というのは想像できる。
そういった甘酸っぱい恋愛要素もあるが、それ以上に本作は、モヤモヤとしたモラトリアムの見事な映像化と、時間は有限である事をどの年代の視聴者にも突き刺すパワーが魅力。高校生でも大学生でも大人でも、今を精一杯生きるというのは実に大変で大事な事か、改めて問いかける。
かなり適当なSF設定だが、そんなのはどうでもよくなる様な気持ちのイイ作品。
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