鷺宮テラス

シマロンの鷺宮テラスのレビュー・感想・評価

シマロン(1960年製作の映画)
3.8
オクラホマの西部開拓時代(1889年)からの四半世紀を映画が駆け抜けた。駆け抜けていった。馬が走る時に起こす砂塵の量がすごくって自分が"そこ"に降り立てた気がした。

主人公の言葉によるとこの時代には
good men/bad men/lawmen/gunmen/horse thieves(馬泥棒)/wanted men(お尋ね者)がいて、そしてお尋ね者よりも劣るのはsaddle tramp(鞍上の浮浪者→字幕は"ならず者")だった。

ガンマンって何者なのだろうか。作中では何もなかった土地に家が建ち始め商才に長けた人々が集まる中我が物顔で誇らしげに彼らを脅かす存在だった。善悪問わず銃で生計を立てる人のことを指すのだろうか。


お尋ね者の遺体は綺麗に飾り線香花火のようなもので祝う文化も知れてオクラホマは先住民を移住させるための土地だったということも示してくれて彼らを守る人々も登場して真摯に作られた印象で良かった。

建物が、小学校が、そして文明がみるみる大きく豊かになっていく。自分には分からないことが多すぎたけれど街が発展していく様は観ていてたのしかった。


シマロンって結局どういう意味だったのー?
おしえてしまろーん。どこにいるのー。


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(意味は作中できちんと触れられております。)
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