しんご

トップガンのしんごのレビュー・感想・評価

トップガン(1986年製作の映画)
3.5
昨日観た「トップガン マーヴェリック」でも追悼テロップが流れたがトニー・スコット監督てやはり偉大だったんだなと実感する作品。今から36年前に実際の戦闘機を飛ばしてのここまでの映像表現をなし得たのは圧巻の一言に尽きる。

新作ではすっかりいいオヤジになったマーヴェリックの若き日の姿はとにかく無軌道。そんな彼が仲間の死、教官との恋愛を通じて成長していく過程はまさに少年ジャンプの主人公であり、そんなフィクショナルなキャラクターに当時23歳のトム・クルーズがピッタリ合ってた。殺人的な美男子度合いがマンガのような非現実感を放っていた。

ただ、トップガン内の仲間同士のトップ争いの描写が薄味なのはちょっと意外だった。アイスマンもそんな最初からそこまで嫌な奴じゃないし、何かトントンと友情を築いてラストの戦闘シーンに走り出していったような印象。
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