由緒正しきハリウッドB級アクションの傑作。
ケリー・マクギリスとメグ・ライアンが華。（次作出ないけど）
凄腕パイロットでハンサム、主人公として持つべき能力を全取得してるマーヴェリック、派手アクションと軽妙ジョークかと思いきややや寡黙で多くを語らず、確執や過去に苛まれ現在をうまく生きられない内向的な側面があるのが目を惹いた。
彼の人生は無敵の天才パイロットであった父の戦死の答えを探すためにあったようなもので、その真実を知るためなら死んだって構わないような鋭さがあった。
そんな向き合い方なので上官や候補生仲間と衝突を繰り返すのだが、明確にヒールかと思われるライバルでさえも意外にも彼を理解しようと試みる。作品の中で考えを曲げるのは「悪い奴ら」になりがちだけど、全員が第一に仲間でお互いの命を背負いあおうとすることで生まれる見えない友情を表現したのがトップガンの面白みだと思う。
