カミワザ

魔法使いの弟子のカミワザのレビュー・感想・評価

魔法使いの弟子(2010年製作の映画)
3.1
VFXを駆使した花火のような光と音がとにかく派手。
その辺りは流石ディズニーのお家芸。その映像だけでも価値ありです。
観るならお盆を迎えるこれからのシーズンがピッタリ。
魔法が炸裂する度、「たまや~」「かぎや~」と叫びたい気分。

さて物語は、タイトル通り、見習い魔法使いの成長物語。
しかしこの魔法使い見習いの主人公(ジェイ・バルチェル)が、ほんと目立たない。
最後の成長した姿が勇ましく見えるのかと思いきゃ、ちっとも格好良く見えないし・・・
と言うか・・・なんて影が薄い主人公なんだ!

その答えは簡単。ニコラスのおっさんが目立ち過ぎなんです。
なんでそんなグイグイ前に出てくる?ニコラス・ケイジ。
主人公の恋物語もいつの間にか、「俺にも好きな女性が居た・・・」なんて、お前がしゃしゃり出てくるんじゃねぇ~。

お陰で主人公はおろか、ヒロインの影まで薄くなってしまう始末。
でもニコラスのおっさんが画面を大暴れしているだけでも、映画として映えるのも事実ではあります・・・

因みに、主人公が魔法を使えない状態で敵魔法使いに挑むシーンに使用した敵魔法に対抗する武器のアイディアは面白かった。

なんであれ、ディズニー映画らしく家族での鑑賞にお勧め。
不快に感じるシーンは一切無し。健全な映画です。

出来れば今後の作品、主演でなければニコラスのおっさんには自重していただきたい(笑)
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