月の裏で3年間一人で働く男の話。
ガーディというAI
イライザ号
もう、、これは ガーディさえも主人公達と同じ境遇。。。
だから、気持ちが分かると言ってるようなもの、、
人の役に立つものを発明していく際に、人の代わりになれるものを追求し、様々な便利な機械が生まれ、脳の代わりになったのが、AI、さらにその先に踏み込んでしまったものが題材。
ガーディーは もしかしたら 過去にも 同じことをしたかもしれません。
大量生産、大量消費の行く末です。
便利なだけの世の中とは残酷です。。
私自身、飽きっぽいところがあるので、新しいものって好きですが、古いものはもっと好き。年月が作っていく風化、侵食、円摩、侘び、寂び、とろみ、そういうものに 新しものって敵いません。大量生産大量消費でない古いものを守りながら 新しいものを生んでいかないと 人って 何かバランスを失ってしまう、、人権を失ったり、判断が偏ったり。
良し悪しの判断がついているAIガーディーは豊かさを間違った人間よりも高性能でした。あれだけのAIが作れたら 主人公の職、要らないでしょうに。
『人の手で管理してますよ』の安心感って、馬鹿馬鹿しいものが たまにあります。
ロボットアームでした方が手術の成功確率が高くても、それに反対して人に手術させ、残りの動けない人生の延命だけ機械がするのとか。
もし手術をするなら 人より高性能な機械にしてもらいたいです。健康寿命は伸ばしたくても、健康寿命が終えたら 人の腕に抱かれてすぐ死ぬとかの方が良いや。
話飛びましたが、一人二役の演技、二人の複雑な感情のぶつかりと、ガーディーの感情、、うるっときちゃう。