reif

狂気の行方のreifのレビュー・感想・評価

狂気の行方(2009年製作の映画)
4.7
ヘルツォーク! 個人的に、映画人生第一期(15 年前)最愛の監督。狂気と端正な画がたまらなく好きです。最愛の、と振りかぶってるくせにタイトルも知らなかったこちらは 2009 年作。タイトルバックから色彩感覚が、ああヘルツォークだ、お久しぶりですという感じ。舞台はメキシコ国境に近いサンディエゴで、母殺しの事件が起きる。母親は毒親で息子はもう完全に狂っている。その彼の狂気を丹念に追っていく刑事がウィレム・デフォー(好き)! 狂気には狂気の理屈がある、という正面から見据える姿勢が素晴らしい
reif

reif