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ニトラム/NITRAMのreifのレビュー・感想・評価

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
5.0
学校が始まりましてね。二年生です。学校に行くのがイヤな春休みラストの花火、新年度初日の登校前(夜間部)に映画館、ワンノブ最愛の監督ジャスティン・カーゼルがカンヌで主演男優賞を獲らせたとあっては。ちなみにその主演は『スリー・ビルボード』の彼であるという。学校に行っている場合じゃないですよ(行きました)。
ジャスティン・カーゼルは総合的に満点ですね。コロナ前に長いこと待っていた『ケリー・ギャング』は知らないうちに終わっていて逃したんです。くそー(愚痴)。
なんかずっと泣いてました。画が美しいのと、主演(役作りで太るなよー)の困った人が「わかる…」で。見苦しい人たちが美しく見えるギリギリを衝いてくる監督の目に惚れる。人間は美しい。こりゃ主演男優賞獲るよ。
ヘレンさんのヤバイ感じもいいんです。なんと監督の奥様(パンフレット購入して知る)。とーちゃんもかーちゃんも可哀想だ。みんな可哀想だ。という状況が非常に上手い、ジャスティン・カーゼルは。題材は無差別銃乱射事件なのですけど。

映画館出て最初の会話:
自分「ジャスティン・カーゼル最高でしょ?」
家人「最高だけど、これで泣く人はヤバイ人だよ」
でしたので、そういうことで。ずっと泣いてたって
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