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ザ・ビートルズ:Get Backのreifのレビュー・感想・評価

ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)
4.0
長い。オノ・ヨーコが画的に邪魔(凄まじいオリエンタル美女)。前から知ってた「ビートルズぜんぜん好きじゃない」。

仕切るポールの顔(タレ目)と髭が許しがたく(お洋服も一人まともで逆に変)、「アーティストだよ僕は」とうわ言を撒き散らすジョンにもかなりイライラする。愛すべきはいちばんハンサムでインドにかぶれてしまったジョージ…。リンゴの瞼が赤いのは何故(職人でかっこいいけどね)。

もっと切れるよこれ。切って切ってどうしても七時間半なら、徹夜で止められないものになるはずよ。

生まれた時には街で流れていた名曲の数々が「ポールから湧き出てくる」瞬間とその後のブラッシュアップの過程は確かに感動的で貴重な映像である。なぜ五十年以上取っておくのかがわからん。フィナーレが欲しいと起承転結にこだわる監督はアホだし。しかし、ビートルズを働かせるには邪魔するしかないのもわかる…。

ルーフトップライブは素晴らしいに決まってんだろ! そこまでに七時間も付き合わせるなっつーんだよ! 溜めすぎてヘトヘトだよこっちは! そして Last Day に録られたテイク。あーもー疲れたわ!

幸福な季節は過ぎ去り、それでも奇跡は起きた。ビートルズは素晴らしい(でも好きじゃない)
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