ビターチョコ

崖の上のポニョのビターチョコのネタバレレビュー・内容・結末

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

♪ポーニョ、ポニョ・ポニョ・魚の子?
変なアニメーション。
宮崎駿監督が原作の変な映画。
ボーイ・ミーツ・ガールの映画。

●あらすじ
舞台は現代の日本。元気な男児が、小さな金魚をつかまえた。その金魚は意志を持ち、巨大化し、男児を追いかけてくる。そして女児になって、男児に抱きついた!

かなり不気味な映画。妖怪としか思えない。もし同じ脚本で実写映画化したら、脳内でシミュレーションしたら、ポニョは本当にバケモノだ。

作者も、バケモノのように描いている。なんとなく『シン・ゴジラ』に似ているかもしれない(120%、気のせいだろうが)。

制作当時に60代後半だった宮崎駿監督が、全力で作ったアニメーション映画。すごいエネルギーに満ちてる映画。だから、宮崎アニメファンには観る価値がある映画。


●余談
宮崎監督は、知り合いの女児を楽しませるために作ったらしいが、その女児は喜んだのだろうか? 子ども向けとしては、かなり長尺の「101分」もあるのだが。

時代に逆らって「CG」がないらしい。だが彩色や撮影はコンピューターを使用し、特殊効果にもCGを使ってる。宮崎監督は老人(公開当時、60代後半)で、コンピューターが嫌いな爺さん。だが実はコンピューター無しでは成立しない映画だろう。

2008年公開だから、もう12年も前。
当時10歳の子どもは22歳だ。どんな感想を持っているのだろう。

ところで、当時いろんなところで「♪ポーニョ、ポニョ・ポニョ」と流れていて、すごく困った人がいたようだ。幼稚な歌は、幼稚な場所だけで流して欲しい。

●さらに余談
アニメーターの名倉靖博氏が当時、「盗作された」と主張して、一部で話題になった。彼は完成した映画を観て、どんな感想を持ったのだろう。
とりあえず、私は全く知らない。
特に話題にもならなかった(はずだ)。

以下、本当にネタバレ注意!!!

●さらに余談2(2020年4月10日17時)
アンデルセン童話『人魚姫』(1837年発表)が元になってるような気がしてきた。「もうそのまま!」と言う人もいるんじゃないか? 名倉靖博氏の主張は、当時、彼が運営していたホームページにあった(今は消滅?)。彼は『ポニョ』を観たのか? いま、どんな感想を持っているのか? 私は本当に全く知らない。

ディズニー『リトル・マーメイド』のあらすじ
1.人魚のプリンセスが地上の王子を好きになる。
2.人魚の魔法使いに頼んで人間にしてもらう。
3.彼女は人間世界に来て、王子と再会する、そして……。

『ポニョ』のあらすじは、『リトル・マーメイド』(1989年)と同じとしか思えない。年齢設定などいろいろ違うが、基本のすじは同じだろう、冒頭のあらすじ(の根幹)&ヒロインのモチベーションが。

●ポイントの変更(2020年4月10日13時)
「1.7」から「2.7」に変更した。
再見したら、また変更するかもしれない。