このレビューはネタバレを含みます
障がい者だからといって、特別扱いしない。
金持ちの白人男性と、スラムで暮らす黒人青年が、互いの文化に歩み寄りながら、友情を育むという、王道の設定だが、
黒人への上から目線や、障がい者への上から目線を否定して、フランクでフラットな交流を通して、互いに良い影響を及ぼしあっていく様子が爽快。
障がい者介護の様子を明るくポジティブに描きつつ、夜のパリの美しさや、穏やかながらどこかメランコリックなピアノの旋律が、心に沁みていく。
オシャレでハッピーな映画。しかし、移民の貧困からの脱却については、ポジティブに描きすぎな感じもする。そんなに簡単じゃないはずだ。
それにしても、アース・ウィンド・ファイアは最高のパーティーソング。笑って泣ける、まさに、そんな映画だ。