[歴史的作品]
3時間以上あり、相当長くて少し疲れた。
しかし、絢爛豪華、くぎ付けになる程の映像美。特に後半1/3は延々と続く舞踏会の場面だが、全ての衣装、食事、調度品、内装に至るまで出来るだけ当時のものを使ったらしく、その映像は美しく、重厚な、重苦しい感じさえする。
ルキノ・ヴィスコンティのこだわりだろう。
また、役者も、主人公サリーナ公爵のバート・ランカスターも、タンクレディのアラン・ドロンも、アンジェリカのクラウディア・カルディナ―レも超一流。
特に、バート・ランカスターは、時代から遅れて行かざるを得ない貴族で、それを受け入れて行く。人生の悲哀とまざまざと感じさせた。
歴史に残る作品だろう。