このレビューはネタバレを含みます
テナーサックスの世界一を目指す、大（山田裕貴）と、ピアノの雪祈（間宮祥太朗）とドラム玉田（岡山天音）の3人のバンドの話。
一流を極めようとする、大。一人、全くめげずに川辺で延々と練習し続ける所が、努力できる天才なのだろう。それが、頂点を目指せる人なのだと思った。
また、特に、玉田が、音楽に目覚める所が凄い。この映画が、コミック（未読）の短縮版で、成長が早過ぎる所はあるが、大の練習を聞いてから、音楽に引き寄せられて、やり始める、誰でも最初は素人、と大が言うのが確かにそうかと思う。
2人でのラストライブも圧巻、雪祈が事故で抜けて、2人でやるのも凄いし、雪祈が、その後で演奏するのも、回復が早過ぎるが、ぐっと来た。
大のテナーサックスの音はなかなか迫力だった。私は、ジャズは、昔にコルトレーン(バラード)とか、キース・ジャレット(ケルンコンサート)とか聴いていたが、そんなに詳しくない。この映画でも、演奏者が一流の人（サックス：馬場智章、ピアノ：上原ひとみ、ドラム：石若駿）なので、当然だけれども、音が一流なのはこの映画の条件だろうし、凄かった。そして、ピアノはもう少し聞きたかった。
できれば、上原ひとみさんは、コンサートでライブで聞けたら、と思う(2024.4.2)。
