Oto

スパイダーマン3のOtoのレビュー・感想・評価

スパイダーマン3(2007年製作の映画)
3.7
65分でブラックスパイダーマンと化す。これまたウェルメイドな物語。

3作目ともあってやれること全部やっている。伯父を殺したヴィランが別人だった、カメラマンに逆恨みされる…。宿敵との協力というコジラvsコングのアイデアはこれが元ネタなんだろうか。

主人公のダークサイドにフォーカスしているからか、スターウォーズ1〜3と似た印象を受けた。
町山さんが「スパイダーマンの敵は大抵、鏡に映ったスパイダーマンのダークサイドだ。もしかしたらスパイダーマンがなってしまったかもしれない人たちなんだ」と言ってたけど、実験に巻き込まれるとか宇宙生物の寄生とか偶然性が高いからこそ、その側面が強いと感じた。根っからの悪人はいないので赦そう、というテーマ。

演出うまいな〜と思うのは、些細なシーンでも単調・説明的にしない工夫がされていて、アパートのドアが壊れているとか、サプライズのウェイターが何度も来ちゃうとか、MJの写真が飾ってある位置とか、編集長への奥さんからの電話とか。
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