ジャック、舟に乗るの作品情報・感想・評価

「ジャック、舟に乗る」に投稿された感想・評価

Alice

Aliceの感想・評価

3.5
フィリップ・シーモア・ホフマンさんの訃報にふれ、寂しい気持ちでいます。
今度はどんな演技を見せてくれるのかなと、毎回楽しみな役者さんでした。
本作はホフさんの監督デビュー作。
ニューヨークでリムジンの運転手をする恋愛に臆病な独身男ジャック(ホフマン)が、女性との出会いによって変わってくさまを描くドラマです。
多くを語らない中、ジャックの焦燥感や閉塞感を浮き立たせる演出に、演技者ホフさんらしいうまさがありました。
『ジャック、船に乗る』というタイトルには、閉塞した世界から自分を解き放つという意味があるのでしょう。

奇しくもこの映画の感想をブログに書いた日付が2011年2月2日。ホフさんが発見された2月2日と重なりました。

22歳で中毒者のリハビリ施設にも入っていたというホフさん。23年間克服してきたのに2012年から悪癖再燃。焦燥感に駆られる日々だったようですが、ついに闘いに敗れ、予期せぬ船に乗ってしまったんですね。
ホフさんの困ったような照れ笑いが目に浮かぶようです。

R.I.P