作り込まれたファンタジー世界が、物語を忘れさせるほど凄い!!
なんで劇場で観ちゃったんだろう?
たぶんリドリー・スコットだからかも(笑)『エイリアン』観た後だったので。
まだ当時はトム・クルーズをよく知らなかった。本作でデビューしたミア・サラ、ちょっと当時好きでしたね。
とにかく作り込まれたビジュアルが圧倒的に凄かった!!(確か)イギリスのスタジオに巨大セットを組んで、神秘的なファンタジーの森を再現した執念がリドリーらしいです。そこにユニコーンが出現した時の衝撃は、まだ子供だったので素直にビックリしました。
暗がりの暖炉の炎の中で、一心不乱に踊る王女の美しさと黒い魔女の怖さが忘れられない。
だが圧倒的にビジュアルで成功しているのは、ティム・カリーが演じた闇の王「ロード オブ ダークネス」です。この魔王のビジュアルと声は、想像を越えた異形すぎて度肝を抜かれました。造形凄くて好きです!
このキャラクターは、米Yahoo!ムービーの「偉大な映画のクリーチャー20」にも選ばれました。(他にエイリアン、ゴジラもいます)
あのロブ・ボッティン(『遊星からの物体X』など)が特殊メイクをしていたんですね。知りませんでした。アカデミー賞メイクアップ賞にノミネートされました。
その他、妖精ガンプやブラウン・トムといったお伽世界のキャラクターが面白いです。
音楽はジェリー・ゴールドスミスですし(トラブルあったようですが)、一流スタッフと大金で作った映画ですが、評価は低く見事にこけたようです。
本当にビジュアルは凄かったんですが、物語が良くなかったのかも。というよりも、ぜんぜん物語覚えていないです(笑)
ファンタジー世界をその目で観たい人、一角獣ファン、トム・クルーズファン、時間のある奇特な人は観てみるのも良いかもしれません。