タツヤ発掘良品にも認定された、ノーマン・パナマ監督による
、ウエスタン作風の現代版【サスペンス・アクション】。
現代版ウエスタンというのは、馬→車に変更しているから
だ。
ラルフ(R・ウィドマーク)はマソネッティ(L・J・コップ)
をボスとする犯罪組織の顧問弁護士をしていた。
ラルフは7年ぶりで故郷のテュラに帰ってきた。
帰郷の目的は、絶縁状態にあった父、アンダーソン保安官
(カール・ベントン・リード)を口説いて、殺人犯で指名手配
中のマソネッティをメキシコへ逃がすことだった。
ラルフは.まず保安官代理で弟のティッピー(アール・
ホリマン)とその妻リンダ(ティナ・ルイーズ)と再会。
父親と再会したラルフは、過去のわだかまりを謝罪し、飛行場
で待ち伏せする部下を引き揚げるよう説得するが…。
OPタイトルバック、荒野の一本道を走って来る2台の車、、
短尺の割に意外にもゆっくり丁寧な脚本と演出で、主要
キャスト把握も、過去のわだかまりも、愛憎も、誰もが
分かりやすい整理された脚本。
'70年代ハリウッド作を想起させるユルさ〜。
弟ティッピーの 腹いせ行動 も説得力あり。
↓
それによって、ギャングに弱かった兄貴のラルフも一念発起
するのだ。
作風には、スタッフの生真面目さ⁈が出ていて、展開上、
説明し過ぎじゃね⁈と感じた演出箇所もチラホラ。
デリカシー無いな、と理解不能な箇所も個人的に気になった。
大きなどんでん返しやオチといったものは無いが、普通に
楽しめる娯楽佳作。
中〜終盤の 丘の上見通しの良い売店立て篭もりパートが一番
スリリングな見どころ。
間違いなく敵(ギャング)が存在するが、姿見せないという
作風は面白い(キャスト削減⁈)。
クライマックスの ◯対飛行機対決 も良い(恐らく予算は
ここへ)。
'70年代の名作、【突破口!】を想起。
ラスト、自業自得でも 余韻残る 締めは好み。
*魅力的だったグラマーなヒロインの【ティナ・ルイーズ】
嬢は、ナイトクラブ出身の歌手兼ダンサーで、当時ハリウッド
で最も新しい“セクセイション"(すばらしい性的魅力を感じ
させる女優)と言われた。
https://youtu.be/OiA8nNnDDAw
ティナ♡0.1加点有り。