桃色

スウィングガールズの桃色のレビュー・感想・評価

スウィングガールズ(2004年製作の映画)
2.0
2008年以前に書いたブログ(もうとっくに閉鎖)からの転載。
自分用に記録として。当時は今よりずっと辛口!!

--ここから
評価の低い理由ははっきり言ってこの主人公に魅力無いからです。それにつきますね。矢口さんのもう一本のほう「ウォーターボーイズ」のほうがずっと面白かった。
まあ、何にも情熱を持てなかった少女が初めて真剣になるって話だったんでしょうけど、だけどもう少し何とかチャーミングなキャラを設定してほしい。何でも面倒くさそうな顔してる主人公じゃ観てる方も頑張れって応援したくならないんですもの。それにね、結局大事な応募ビデオを出し忘れてもみんなに一言も「ごめんなさい」を言わないでしょう? そういうのダメ! 矢口監督、今風の少女像を描いたつもりなのかも知れませんが全く違うよ。彼女達だってちゃんとルールもあるでしょうし原動力となるパワーもこんな薄っぺらじゃないはず。 ああ、だったらもう、いっそのこと関口役の本仮屋ユイカちゃんを主役に持ってきましょうよ。それでもこの上野樹里扮する鈴木友子が主人公より良くないですか?
まあ、ここまではみなさんの評価と違うことは覚悟で書いてます。

さて、このことさえ言ってしまえば後は少し面白かったところなど、少々言おうかな。
竹中さん、ここでも頑張ってくれてます。 もう絶対この手のストーリーに欠かせなくなっていますが、元はといえば周防さんの手法じゃないでしょうか。?「シコふんじゃった」と「シャル・ウィ・ダンス?」にも濃く登場してますもの。まるであのときの相撲部の先輩が山形の学校に赴任して来てるみたいでしたね。
あ…肝心のスウィングのこと何も触れてませんでした。これやっぱり一番良いなと思うところは役者さんが本当に演奏をしてるって事でしょうね。舞台裏ではブランド女子高校生達もクラブ活動よろしく頑張ったんでしょう。 安易に音をかぶせるだけじゃなくってそこを拘ったためにリアリティーがあるんですよね、この部分。しかし…最後のホールでの演奏はちょっとフェイクだよね? だってスペシャルで観た彼女たちの本物コンサートはもっともっと下手だったよ? 
まぁ、それでもジャズを楽しそうに演奏する姿は誰もが感じたハッピーな時間だったかと。ここはいいよね!
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