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プレステージのぉゅのレビュー・感想・評価

プレステージ(2006年製作の映画)
3.8
2022年 鑑賞 22-241-29
BS松竹東急 銀座よる8シネマ(吹替) にて
クリストファー・プリースト先生の小説「奇術師」を原作に、「インセプション」「インターステラー」「TENET テネット」等のクリストファー・ノーラン監督・脚本による、19世紀末のロンドンを舞台に、過去の因縁によって互いに競い合う2人のマジシャンのアンジャー(ヒュー・ジャックマンさん)とボーデン(クリスチャン・ベールさん)を描くサスペンス作品。

ー 2人のマジャシャンの騙し合い ー
手品こそ奇怪なものはない!どうしてもトリック(手品のタネ)を探そうと躍起になるも、わからことばかり... マジシャンは私たちよりも1枚も2枚も3枚も... 上手なんだとつくづく思う...

第1パート → 何の変哲もないマジックを披露する、第2パート → タネも仕掛けもないとの確認からのマジシャンは何でもないもでとてつもないことをやる、第3パート →拍手はまだ!目の前から消えても戻してあげないと... 第3パート = プレステージ 一番難しいパート

実は法廷モノが冒頭、消えるマジック = 脱走?、構造的にはなぜアンジャーとボーデン2人の関係を掘り下げていく構造。実はアンジャーが... なんて結末がありそう...

アンジャーの妻ジュリア(パイパー・ペラーボさん)の水槽の脱出マジックでの事故による溺死、アンジャーがボーデンを憎むきっかけ、ボーデンとサラ(レベッカ・ホールさん)の子ども、アンジャーによるボーデンのマジックの... 、ボーデンの銃弾トリックの失敗とそれによる大怪我、貧乏生活と野心

“(ステージネームは)決めたよ 「偉大なるダントン」 洒落てるよ”
トリックの考案と小道具の開発を行うエンジニアであるハリー(マイケル・ケインさん)とアンジャーが再びタッグ、助手は簡単なお仕事?、オリヴィア(スカーレット・ヨハンソンさん)はお客さんを引きつける美人さん、「互いが披露した新手品のタネをいかに見破り、大衆の前で恥をかかせる」の連鎖、アンジャーはボーデンに...

“幸せというものを見た 私のものになるはずだった幸せ だがそうではなかった 彼のノートには私が羨むような人生は書かれていない 彼は家族を心から求めながらも次の瞬間には別人のように自由を求めている”
アンジャーはボーデンに嫉妬していた... 自分の妻はボーデンによって死亡させられたのに、ボーデンには妻と娘がいて... この喪失感が彼を動かす...

“人の体は電気を通すし エネルギーを作り出すこともできる”
“人間の能力は現実を超える それは違う 人の能力は想像さえ超える だが社会は急激な変化を許さない”
交流電気を開発した科学者のテスラ(デヴィッド・ボウイさん)、不可能なことをしたい男と先駆者、引退勧告、代償とお金、「もう帰れ」、探究心の奴隷、「説得しても無駄」と「仕方ない」、アンジャーとオリヴィア、トリックは替え玉?、「喝采は●●● 私は●●の●」、調整ミス、ボーデンとオリヴィア、全てはボーデンの手の中?

“ここでお別れだ ボーデン そうお前だ ボーデン お前は独房の中で俺の日記を読んでいる 俺を殺した罪で 死刑を待ちながら”
アンジャーの日記は偽物?、マジックのタネを書いた紙の半分、ボーデンとサラの喧嘩、あの人物は?、「私には正直になって」、「愛してる... 今日はな... 」、グラスの下のトランプと最後のステージ

テスラの装置と本物の瞬間移動、プレステージ、「本物だよ!」、ボーデンとサラの秘密、「彼が戻ったわ」、脱出トリックとこれを教えてくれた女性は... 、マジックではなく科学、「人の能力は想像を超えるのです」、「私はこのマジックの助手だ」、「鍵はどこだ」、ガンッ、ガンッ、ガンッ!、「死ぬなぁぁぁ!」...

“わかるよ 大事な人を奪われるのが どれだけ辛いかはな”
「娘を巻き込むな」、「●は●●が上だった」、「最終的には... 」... やっぱり... それしかないよね... アブラカタブラとまさかの最後の展開... これぞ2人の男性と2つの愛。だが、理解はされなかった... それが犠牲... まさしく3段階なクライマックスだった...

「タネは知らない方がいい 騙されている方がいいのだから」

「俺たち2人分を」

1901
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