3104Arata

幸せのちからの3104Arataのネタバレレビュー・内容・結末

幸せのちから(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

【主人公強すぎ。。。】

これは泣けそう!!

って意気込んで観に行きましたが、全く悲しくならなかったです。

実話に基づいた話だから、脚色も多くは出来ないのでしょうが、それにしても主人公が強過ぎる。

どんな困難が訪れても、とにかく前を向いている。
それに子供もしっかりついてくる。
だから、可哀想って思い切れないところが満載。

まず、お金の無さが伝わりにくい。
公衆トイレで一回寝ただけで、後はそれなりにちゃんとした家ですんでるし、お金も滞納し続けているのに、傲慢な態度で「今度払う!」って言い続けてどうにか逃れられちゃう。
身包みはがされて、食べるものさえない!ぐらいの境地に立たされて欲しかったですね。

あの年頃なのに子供が全然我が儘ではない。
これが欲しい、あれが欲しい、言わない。
いい子過ぎて、あんまり悩みの種になってないじゃないですかー、と。

なんといっても、親父がめげない。
ちょっと位、泣いてほしかったなぁ。

特に、最後に会社に雇ってもらえた瞬間・・・

涙してくれよ。

号泣してくれよ。

なんかあそこで、今まで堪えてたものが一気に噴出してきてくれたりしたら、こちらも、「そっか、耐えてたんだね。そうだよね、辛くないはずないモンね。」って共感できたのにな~なんて思うわけです。


この映画に一言申すなら、「お金がない!」を見てください!

ってところです。
あの作品には、主人公の強さとその裏にある弱さが丁寧に描かれているから、その行動にすごく一喜一憂させられる。

観る人を惹き付ける技がある。


つまり、この映画には「強さ」は存在するけど、「弱さ」がないから共感できない!ということが言いたくて、ただ言いたくて(笑)、こんなにもつらつら書いてしまいました。。。。。。


※この映画でよかったところ!
ただ、この映画の中で寝る間も惜しんで頑張るウィルスミスを見てると、自分も頑張らなくちゃ!と思えるので、受験や就活・お仕事など、なにか自分の頑張りに満足出来ていない人全般には、「よし、おれもやるぞ!」って希望と勇気を与えてくれると思います。
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